予防歯科とは、「痛くなってから」「詰め物、被せ物が取れてから」などの治療に至る以前に備えることです。定期的にメンテナンスをすることで健康な歯を育て、虫歯、歯周病から予防していくことを目的としています。

一度削った歯は、もとに戻りません。きちんとした治療を行い、定期的なメインテナンスにて自身の歯を守っていきましょう。むし歯、歯周病は97.7%予防できる唯一の疾患です。歯とお口の健康を積極的に守るため、歯科医院などでの「プロケア（プロフェッショナルケア）」と、歯科医や歯科衛生士の指導に基づいた毎日の「セルフケア」の両方で、「予防歯科」を実践しましょう。そのためにも、歯科医院での定期的な健診が大切です。

大事なことはブラシの当て方と圧力なので、まずは磨き方を指導いたします。患者様一人一人に適した歯ブラシや歯磨き粉の選び方、さらに磨き方だけでなく、磨き残しがちな箇所を実際に見て頂きながら自宅でも習慣化できるケア方法をアドバイス致します。

担当の歯科衛生士がむし歯、歯周病、被せ物などのチェックをし、専用機器を使用して丁寧に歯垢・歯石や自身では取りきれない細かい汚れを排除していきます。必要に応じて、表面的な着色や汚れを落とすのと同時に、歯の表面をツルツルに整えます。

噛み合わせが悪いことにより、一部の歯に不自然な強い力が加わり、歯ぎしりと同様に、歯周病の症状を悪化させる原因になる場合があります。

歯ぎしりが直接歯周病の原因となることはありませんが、強い力が歯に加わることで、歯の根やその周囲の骨組織に負担をかけることになります。