むし歯の進行度と症状を教えてください
参考=むし歯の進行度による分類
CO:シーオーと読みます。要観察歯でほとんど自覚症状はありません。溝が黒くなっている程度。
C1:エナメル質のみのう蝕。自覚症状はほとんどないか水にしみる程度。
C2:象牙質まで達したう蝕で歯髄との間に一層の健全象牙質が存在するもの。検診で発見されることが多いです。
C3:歯髄まで達した象牙質う蝕。大きな穴があく場合が多く神経まで侵されている状態です。暖かいものがしみたり、何もしなくてもずきずきいたんだり、噛み合わせるときに痛んだりします。但し慢性化して痛まない場合もあります。
C4:残根状態
歯や被せ物が取れたら、何故そのままではいけないのですか？
長い間歯が抜けたままや、被せ物が外れたまま放置しておくと、隣の歯が空いたスペースに倒れこんできたり、噛み合う反対側の歯が伸びてきたりして他の歯に負担が生じます。歯並びが変化すると歯と歯の間にできた隙間や、歯がなくなった部分の歯肉には食べかすが溜まりやすくなり、周りの歯のむしばや歯周病をひき起こすことにもつながります。
入れ歯治療における、保険診療と保険外診療との違いを教えてください
保険適用と保険外適用の自費診療とに分かれます。
保険診療では、使用できる材質に制限があり、一般的に義歯が厚く大きくなる傾向にあります。自費診療では、より義歯を薄く、異物感が少ない安定感が良いものを作製可能です。
子供は、いつごろから歯ブラシをさせればいいのでしょうか？
歯が生えたら必要になります。一般的には3歳を過ぎないと歯ブラシをうまく動かせないといわれています。必ず保護者のいるときに安全な状態で、まずは歯ブラシを本人に持たせて、お口の中を触らせることに慣れることから始めましょう。
1歳から2歳は前歯のむし歯。3歳からは奥歯の噛む面のむし歯。4歳以降は奥歯の歯と歯の間がむし歯になりやすいです。
永久歯のむし歯予防のポイントを教えてください
お家で注意が必要なのは、おやつの種類や与え方、毎日の清掃です。永久歯が生えてくるときにはおやつのバリエーションが増えてくることから、むし歯になりやすいと言われています。歯肉が一部分かぶっていたりして汚れが残りやすい状態ですので、歯ブラシの当て方などに注意が必要となります。状況に応じて当院での予防処置を受けるようにしてください。
